2014年10月22日(水)
MFT(口腔顔面筋機能療法)とは??
こんにちは。
ウララ矯正歯科クリニックです。
先日参加してまいりましたMFT(口腔顔面筋機能療法)の講習会について更新していきたいと思います。
MFTでの第一人者であるZickefoose夫妻の講習会です。今回は、残念ながらWilliam E.Zickefoose先生は体調不良で来日できず、Skypeによる講演でした。
MFT、つまり口の筋機能療法とは、舌や口唇および顔面の筋肉など、口のまわりの筋肉 を強くして、バランスを良くし、正しく機能させるためのプログラムの事を指します。
いつも治療の際に行っているベロのトレーニングのことです。
矯正治療をするにあたって、口腔領域の悪い習慣、例えば、舌の突出癖(飲み込みの時に前歯の間に出てしまう人)や口呼吸などは歯並びの原因となり、機能障害につながってしまいます。
口の周り唇の筋肉が弱いことや、舌で前歯を押してしまっていることでの開咬(前歯開いて咬んでいない)や上顎前突(上の前歯が出でいる、いわゆる出っ歯)、あるいは反対咬合(受け口)といった不正咬合を引き起こすことがあります。
このような舌癖(ベロの癖)があると、矯正治療が順調に進まなかったり、矯正治療後に後戻りすることがあります。
なので、できるだけ矯正治療と平行してトレーニングを行い癖を取り除いていってあげる必要があるのです。
では、口腔領域の悪い習慣とは???
難しい言葉のように感じますが、口腔領域とは、口の周りの筋肉のことすべてです。
くちびる、舌、頬の筋肉のほか、咬む筋肉やのどの筋肉などです。食べたり、飲み込んだり、話したりする時に働く筋肉のことです。
難しい話ではなく、いつも口をぽかんと開けていたり、口で呼吸をしていることはないですか??
また食べたり、飲み込んだり、話したりする時に、ポロポロ食べ物をこぼして上手に食べられないことや、クチャクチャ音を立てて食べてしまう、滑舌が良くないなど口の周りの筋肉、舌が機能的にうまく機能できていない状態のことをさします。
あまり知られていなく、矯正治療を始めて初めて耳にする方も多いと思います。
ですが、この口腔筋機能(ベロのトレーニング=MFT)を正しくしていくトレーニングをすることにより、矯正治療がスムーズに進み、後戻りを防ぐことにつながるのです。
ここでの正しく機能している状態とは
@正しい舌の位置→いつもスポットに
A正しい唇の位置→唇をリラックスした状態で閉じている
B正しい咀嚼(口の中で食べ物を噛み砕く)、嚥下(口の中の
食物を飲み下すこと)→正しく咬み、正しい舌の使い方によって飲み込む
はじめは難しいかもしれませんが、まずこれらを理解してもらいながら、安静位で正しい状態で機能できることを目標としてトレーニングをしていきます★
トレーニングを頑張って続けることにより、治療を順調に進め、素敵な笑顔がつくれるように一緒に頑張りましょう!!
これからMFTのトレーニングを随時アップしていきますので皆さんもおうちでの練習に活かしていただけたらうれしいです!!
医療法人 ウララ ウララ矯正歯科クリニック スタッフ 小野 まゆみ |
Posted by ulala at 2014年10月22日(水) 14時19分